表現を磨く

息をするままに表現できるようになりたい。
そのために身体を変え続けたい。

脱力、動作、感情を
解剖学、動植物、彫刻、絵画などから追求しています

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タグ:彫刻

タイトルの「世界」とは自分の視界に入るもの、というような意味です。「私が思う彫刻の楽しみ方」をシリーズにして書いていますが、運慶(脱力目的)以外は彫刻は全く見なかった私にとって、彫刻をそんな風に楽しめるようになったことは大変化でした。それとともに”見る”に …
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彫刻を観に国立西洋美術館に行った際、先に写真で観ておく効果を感じました。美術館に行く前にあらかじめ写真を見ていた作品と、美術館で初見の作品で、差があったためです。もちろん、初見の楽しみも好きですが。まず、写真を見ていると「あれの実物だ!」と思うのでそれだ …
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本物の絶望を_オルフェウス(後)

上野で観たロダン作品の考察シリーズ、第2回オルフェウスの後編です。【上肢】今この瞬間、オルフェウスの指先から何かに捕まる力は消えた、と感じます。だから次の瞬間には重力に従い、物のようにドタリと落ちるのみです。webで検索すると手を俯瞰でとった写真もありました …
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座っていなかったオーミエール(美術館で観て)

美しかりしオーミエールの考察、2回目です。(1回目はこちら)上野の国立西洋美術館についに行くことができ、洗濯機に放り込まれたような心境で帰って参りました。前回の記事でロダン部屋 (?)での衝撃を全体的に書きましたので、今度は個別に。今回はまずオーミエールです …
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部屋に入る。像が目に飛び込む。圧倒的な塊。対峙。観ながら周囲を歩いてみようと一歩踏み出した、その瞬間。ドンと私を突く。波打つ皮膚。脈打つ身体。いやそれよりももっと深く内部から突き上げている感情。一瞬もとどまらず身体のそこかしこでこっちを見ろ、いや俺を見ろ …
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